【独学・未経験者向け】WEBデザイナーになるには?必要なスキルや仕事内容、働き方について詳しく解説
更新日:2022年11月12日 / 投稿日:2020年07月4日
ネットが普及し、パソコンからスマートフォンなどより身近にネットを利用する人が増え、WEBサイトを利用する人が多くなる中で、「こんなWEBサイトを作りたい」とか「自分が作ったWEBデザインを世の中の多くの人に見てもらいたい」と思う方も増えてきているように思います。
ですが、WEBデザイナーにはどうしたらなれるのか、なるには何をすれば良いのか分からない事もたくさんあるかと思います。
今回はWEBデザイナーになるために必要なスキルや仕事内容、働き方について詳しく解説していきたいと思います。
~ 目次 ~
WEBデザイナーとは?
WEBデザイナーとは、WEBサイトのデザインしたりブラウザへ表示させるようにHTML・CSSでコーディング業務をする人を指します。
WEBサイトのデザイン以外にも、広告に掲載するバナーのデザインやその流入先の入り口になるLP(ランディングページ)のデザインなども行います。
WEB制作の仕事をするには?
実際にWEB制作の仕事をするには、主に2通りの方法が考えられます。
1,WEB制作会社や運営会社に就職・転職をする
一つ目はWEB制作を行っている制作会社や、ECサイトを運営している会社やメーカーやブランドのへインハウスデザイナーとしてその会社へ就職、または転職をするのが一般的ではないでしょうか。
求人サイトやエージェントを使い、就職・転職活動をする
WEB業界に関わらず働きたい会社へ入社するには、まずそお企業へ応募をして面接を行ってといった流れが一般的ですが、特定の業界へ特化した求人サイトやエージェントもありますので、一般的な幅広く求人を取り扱っているサイトやエージェント会社よりも業界の事を熟知しているので、就職・転職に有利な情報を得やすい場合もあります。
もちろん、自ら入りたい企業へ応募する事も全く問題ありません。
※ただし、WEB制作に関する知識やスキルを習得している事が前提となります
WEB業界に強い求人サイト
- FINDJOB:https://www.find-job.net/
- Green:https://www.green-japan.com/
WEB業界に強いエージェント
- WEBSTAFF:https://www.webstaff.jp/career.shtml
- WORKPORT:https://www.workport.co.jp/
- 株式会社クリーク・アンド・リバー社:https://www.cri.co.jp/
2,フリーランスや独立・起業をする
二つ目はフリーランスや独立・起業をして自力で案件を獲得してWEB制作を行う方法です。
主に制作会社などから下請けとして制作を請け負ったり、最近ではクラウドソーシングなどの案件マッチングサイトなども普及していますので、自分のペースで働きたい方には向いているかもしれません。
よく知られているクラウドソーシングサービス
- ランサーズ:https://www.lancers.jp/
- クラウドワークス :https://crowdworks.jp/
- ココナラ:https://coconala.com/
WEBサイト制作に関わる主なポジションや、WEBデザイナーの仕事内容は?
最近では会社によってWEBデザイナーの役割も様々でですが、多くの会社では以下のようにポジションが分かれているのではないでしょか。
WEBディレクター
WEBサイトの方向性を決めたり、進行管理などのポジションになります。
具体的にはクライアントとの打合せを行いヒアリングを基にワイヤークレームを作成したり、デザイナーと打合せを行い、制作の指示を出したりします。
WEBデザイナー
WEBディレクターとの打合せから、デザインを制作するポジションになります。
また、デザイナーはWEBサイトをキレイにするビジュアル部分のデザインするだけではなく、使いやすさやWEBの特性、UI・UXを考慮したデザイン(設計)も行います。
また、最近では会社によって役割が細分化され、使いやすいインターフェイスを設計したり、より良いユーザー体験の設計を行うUI/UXデザイナーというポジションも存在します。
HTMLコーダー
WEBデザイナーが作成したデザインをインターネットブラウザで表示させるようにHTML・CSSコーディングをしたり、場合によってはWordPressなどのCMSを構築するポジションになります。
また、HTMLコーダーも最近では会社によって細分化されたり、マークアップエンジニアとの呼ばれたりしています。
主にWEB制作では上記で説明したようにディレクター・デザイナー・コーダーと役割が分かれていますが、小規模の制作会社などでは、ディレクション~コーディングまで一貫して行う場合もあります。
WEBデザイナーになるために必要な知識やスキルは?
WEBデザイナーになるためには、特別な資格などは必要ありません。
ただし、WEBサイトを制作する上での知識・スキルが必要になります。
では、WEBデザイナーに必要な知識やスキルはどこで習得すれば良いのでしょうか。
WEBデザインを習得する方法は、主に以下で習得が可能です。
WEBデザインスクールで学習する
まず、一番最初に思いつくのはやはり専門学校などのスクールでWEB制作に必要なスキルを学ぶ事ではないでしょうか。
スクールによっては自分に合った学習内容が選べたり、また、卒業後の就職のサポートも得られる場合があります。
また、最近ではオンラインスクールなどもあり、自宅でWEB制作のレッスンが受けられる事もできます。
独学でWEBデザインの知識やスキルを習得する
もう一つは、自力でWEBデザインに関する知識やスキルを身につける方法です。
参考書を見て勉強したり、現在ではインターネットでたくさん情報が集められますので、スクールに通うコストをかけず、上手く勉強する事もできます。
関連記事:WEBデザインオンラインスクール厳選おすすめ5社!選び方や特徴を現役WEBデザイナーが詳しくご紹介!
調べるという事は、現場ではとても重要だったりします。
実際のWEB制作の現場では、スクールで習った事の無い事案に当たる事が多々あります。
ですが、分からない事を普段から調べるという事が出来る人は、やった事が無い事をどうやって出来るに変える考える術を持っていると思いますので、調べるという癖をしっかりとつけておくと今後WEB制作の仕事をする上で役に立つと思います。
WEBサイト制作で使用するソフトについて
WEBサイトをデザインするには、デザインができるソフトが必要です。
制作現場でも多く使われているソフトをご紹介いたします。
また、WEB制作をする上でパソコンのスペックや選び方を以下の記事でご紹介していますので、パソコンの購入を検討されている方は参考までにご覧下さい。
関連記事:WEB制作者・デザイナー向け!パソコンの選び方のポイントを解説
Photoshop(フォトショップ)
ADOBE社が開発するソフトで、画像の補正・加工やWEBデザインを作成するのに使用されます。
ADOBE XD
WEBサイトやアプリなどのUI/UX作成に適したデザインツールになります。
デザインはもちろん、ワイヤーフレームの作成やプロトタイプ、ユーザー間での共有・コメントができるので、とても便利なツールです。
Illustrator(イラストレーター)
主には印刷で使用される事が多いですが、カラーモードや数値をピクセルに設定してWEB制作に合わせて使用される場合もあります。
また、イラストなどを制作するにはIllustratorが向いてるので使えるようにしておくと良いでしょう。
Fireworks
元々は、Adobeの前身の会社で巻くとメディアが開発していて、フォトショップやイラストレーターの中間のような存在で手軽にWEBサイトのデザインが行えます。
※現在は開発は止まっており、サポートも切れているのでAdobe製品で制作をするならフォトショップで作成する事をおすすめいたします。
Dreamweaver
HTML・CSSでコーディングを行う時に使うソフトです。
テンプレート機能やスニペット機能などがあり、最近ではEmmet機能やscssなどのコンパイル機能も搭載され、ますます便利で使いやすくなっています。
WEBサイトのコーディングに必要な言語
実際に出来たデザインを、インターネットブラウザに表示させるためには、以下の言語でコーディングをする必要があります。
ソフトの使い方も必要ですが、以下の言語の知識スキルもしっかりと見に付けておきましょう。
- HTML
- CSS(SCSS)
- Javascript/jQuery
- PHP
WEB制作会社に就職する方も、フリーランスで仕事をする方もポートフォリオを作成しましょう
WEB制作会社に就職を考えている方は、スキルや実績がアピールできるように、ポートフォリオを制作しましょう。
面接ではポートフォリオの提出を求められるケースがほとんどといっていいくらい多いので、これまで作成したWEBサイトや、自身の経歴・スキル、アピールポイントを分かりやすくまとめておきましょう。
また、フリーランスで働く場合でもポートフォリオは必要になります。
クライアントにとってどういったWEBサイトの制作実績があり、得意な事や、自分たちの要望を聞いてもらえるスキルがあるのかなど、比較・検討の材料になるため、しっかりと用意しておきましょう。
ポートフォリオも作品の一つです
ポートフォリオも立派な作品となり、会社の採用担当はこのポートフォリオもチェックしている事が多いので極力、既存のサービスなどは使わず、ご自身で作成する事をおすすめいたします。
ポートフォリオは自分自身をアピールできる最大のツールでもあり、腕の見せ所でもあるので、しっかりと作りこむと良いでしょう。
※もちろん見る側にとってわかりやすいサイトの構成である事が大前提です
WEB業界に向いている人
WEBの世界は技術の進歩がとても速く、3年前の技術やついこの間までスタンダードだった知識があっという間に古いものとされる事はよくあります。
ですのでWEB制作のトレンドや技術の習得を日々勉強する事が業界の特性上求められます。
この自らの学習が苦にならない人や探求心の強い方なら、この業界に向いているのかもしれん。
まとめ
WEBデザイナーになるため必要な知識やスキル、仕事内容や働き方についてまとめてみましたが、いかがだったでしょか。
これまで制作会社で勤務していた経験から個人的に思う事ですが、分からない事は自分で調べて解決できる力や、新しい知識を追いかけていける方は向いてるんじゃないかなと思います。
就職してからも学ぶ事は多いですが、モノ作りが好きな人や学ぶことを楽しめる人であれば、とても楽しめるのではないでしょうか。
この記事を書いた人
KNOWLEDGE BASEの中の人
2013年よりWEB制作会社に入社し、デザイン・コーディングからディレクションと幅広く従事。