WEB制作者・デザイナー向け!パソコンの選び方のポイントを解説

更新日:2022年11月11日 /  投稿日:2021年10月26日

WEB制作者・デザイナー向け!パソコンの選び方のポイントを解説

WEBデザイナーになるためには当然パソコンが必要になります。ただし、ただパソコンがあれば良いという訳ではありません。

WEBサイトを制作するには専用のデザインソフトやツールを使用しますので、パソコンのスペックもそれなりのスペックが求められます。

では、どのくらいのスペックがあればWEB制作する上で問題が無いのか、パソコンの選び方に悩まれている方は意外と多くいるのではないでしょうか?

大事なお仕事道具ですから、慎重になってしまうのも当然かもしれません。

この記事では、

  • WEB制作に必要なパソコンのスペック
  • ノートパソコンとデスクトップどちらがいいか
  • MacとWindowsのどちらがいいか

というWEB制作に適したパソコンの疑問についてお応えします。

仕事のパソコン選びにお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

まず最初にAdobe CCの各ソフトの必要システム構成を確認しましょう

WEB制作をする上で多くの方が使用しているAdobe Creative Cloudですが、PhotoshopやDreamweaverなどが動作をする上で最低限必要なスペックを確認しましょう。

Photoshop の大まかな必要システム構成

OSWindows10・64bit
RAM8GB以上
ハードディスク容量4GB以上
グラフィックカード2GB以上

Illustrator の大まかな必要システム構成

OS Windows10・64bit
RAM8GB以上
ハードディスク容量 2 GB以上

Dreamweaver の大まかな必要システム構成

OS Windows10・64bit
RAM 2GB以上
ハードディスク容量 2GB以上

※2021年10月時点、Windowsでの必要システム構成になります。

Adobe Creative Cloudの必要システム構成詳細情報はこちら

WEB制作する上で必要なパソコンのスペック

WEB制作する上で必要なパソコンのスペック

さっそく、WEB制作に必要なパソコンの基本スペックについて項目ごとに解説していきます。

実際にWEB制作をする上で必要最低限なスペックは以下のようになります。

CPUは Core i5 or AMD Ryzen5 以上

CPU(中央処理装置)はパソコンの頭脳とも言える重要な部分で、CPUのスペックが高いほどパソコンの処理速度も比例して速くなります。

一般的なCPUの規格としてIntelのCOREシリーズとAMD Ryzenシリーズがありますが、WEB制作をするならCORE i5・Ryzen5以上はあると良いでしょう。

CORE i5・ Ryzen5 は中位モデルで、画像編集などを行う人でも快適に作業が進められます。

高解像度な動画編集やCGを専門で行うなら、よりスペックの高い上位モデルのCORE i7やCORE i9がおすすめです。

Appleなら「M1」もあります

Appleでは2020年からIntelではなく自社オリジナルのCPU「M1」を使用しています。

じきに後継モデルが出るとされていますが、「M1」でも処理能力は高いので一般的なWEB制作であれば問題なく対応できるはずです。

RAM(メモリ)は16GB以上が理想

RAM(作業用メモリ)もパソコンを選ぶ上では重要な部分となり、このRAMが小さいと作業中に固まりやすくなります。

WEB制作をする上で最低限のほしいRAMの容量は8MB以上ですが、理想は16GBは欲しいところです。

WEB制作の作業では一度にいくつものソフトを起動するためRAMのスペック次第で、作業効率が変わってきます。

快適に仕事をしたい方は、16GB以上をおすすめします。

SSDは256GB以上

SSDはパソコン本体のストレージ(データを保存するスペース)です。HDDよりも読み書きするスピードが早く、作業がスムーズに行えます。

WEB制作はデータのやりとりが頻繁に行われるので、反応が早いSSDの方が良いでしょう。

内蔵されているストレージがSSDかHDDかは、購入前に公式サイトまたは店頭でよく確認してください。

格安のパソコンだとHDD搭載の可能性が高いです。

256GB以上あれば良いとされますが、制作するデータの内容によって異なります。

CGや動画など大きなデータを扱う場合は、500GB以上あった方がよいかもしれません。

ただ、外付けHDなどにデータを移せるので、ある程度の容量があればそれほど神経質にはならなくてもよい要素です。

GPUはデザイン分野によっては必要

GPU(グラフィックボード)は、画像・映像処理に特化した演算装置ですが、グラフィックデザイナーや動画編集でなければ、それほど気にしなくても大丈夫です。

CGや動画などのグラフィックデザインを多く手掛ける場合はあった方がよいですが、必須というわけではありません。

最初はCPUにGPUが内臓されたパソコンを使って、作業内容に応じて必要であれば独立GPUを搭載してもよいでしょう。

余裕があれば、最低限より少し上のスペックのパソコンをおすすめします

環境や状況にもよりますが、もし予算に余裕があれば以下のスペックのパソコンをおすすめいたします。

  • CPU:Core i 7以上
  • RAM:16GB以上
  • SSD:500GB以上

何故ならWEB制作に必要なソフトやツール以外に、オフィス系のソフトやブラウザも開いたりする事が多く、最低限のスペックでは最初は良くてもその内に動作が重くなり、作業がストレスになる可能性が上がります。

あくまで個人的な意見ですが、これまでWEB制作をしていて、最低限のスペックのパソコンで作業をすると、パソコンが固まってしまったり、デザインソフトが途中で落ちるといったアクシデントも多々あったため、経験上、最低限のスペックより上のパソコンを選ぶようにしています。

また、本体のストレージもHDDとSSDの速さを比べれば、圧倒的にSSDが早く耐久性もSSDの方が上です。

ですのでもし予算が許すのであれば、最低限より少し上のスペックのパソコンを選ぶ事をおすすめいたします。

WEB制作にはノートパソコンとデスクトップどちらがいい?

WEB制作にはノートパソコンとデスクトップどちらがいい?

最近はノートパソコンのシェアが伸びていますが、WEB制作の観点から考えた場合ノートパソコンとデスクトップタイプどちらがよいのでしょうか?

それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

ノートパソコンは外出先などでの作業に最適

まずはノートパソコンを使うメリットとデメリットを見ていきます。

【メリット】

  • 持ち運びしやすい
  • 省電力
  • 省スペース

何と言っても、ノートパソコンの利点は折りたたんで持ち運びができることでしょう。

コロナ禍になってリモートが増えましたが、会議・打ち合わせ・セミナー・勉強会などで自分のデスク以外の場所でパソコンが必要な場面は意外と多いです。

また、ノートパソコンはバッテリーが内蔵されているため、一度充電すればその後しばらくは電源がなくても使えます。

元々、ノートパソコンは電力消費量を抑える作りになっているので、デスクトップパソコンと比較すると電気代が若干安くなります。

充電があればコードレスで使用できるので、デスクや作業スペースの空間がすっきりと保てます。

デメリット】

  • 画面が小さい
  • カスタマイズがしにくい
  • 姿勢が悪くなる

一方、ノートパソコンのデメリットは上記で挙げたような点があります。

一般的にノートパソコンの画面サイズは13~14型くらい。どうしてもデスクトップに比べると画面が小さく、見にくくなってしまいます。

また、部品が全て組み立てられているので、後になってから「アレが必要だった」となってもカスタマイズがしにくいのも難点です。

同様の理由で、トラックパッドやキーボードなど一部だけ壊れてもパソコンごと修理にださなければなりません。デスクトップパソコンのように、壊れた部品だけ変えにくいのも事実です。

ノートパソコンはサイズも小さく、その構造からモニターとキーボードが固定され、目線も下に固定されるので、肩こりや眼精疲労などの症状が出やすくなる恐れもあります。

デスクトップはWeb制作のメインに使う人が多い

続いて、デスクトップパソコンのメリット・デメリットを比べてみましょう。

【メリット】

  • 画面が大きく並行作業しやすい
  • 快適に操作できる
  • カスタマイズしやすい

デスクトップパソコンは据え置き型で持ち運びはしないので、ディスプレイサイズが大きく画面が見やすいです。

WEB制作者やデザイナーは複数のソフトやツールを一度に開いて並行作業することが多いので、大きな画面のデスクトップの方がなにかと使いやすいはず。

ノートパソコンのように省電力設定がされていないので、サクサクと快適に操作できるのも魅力です。

また、GPUやメモリ増設など途中でカスタマイズしやすいのもデスクトップ型パソコンの利点と言えるでしょう。

【デメリット】

  • 電気代がやや高い
  • 持ち運びできない
  • リセールがしにくい

デスクトップパソコンのデメリットには、上記の3点が挙げられます。

常時電源に接続しているので、充電ができるノートパソコンと比べるとどうしても電気代が高くなりがちですし、構造上持ち運びはできません。

また、ノートパソコンよりもサイズが大きいため、買取を依頼する際に送料や出張手数料などが高く付きやすく、リセールがしにくいという難点も存在します。

とはいえ、作業のしやすさを考えるとデスクトップがおすすめです。

予算が許すならデスクトップとノートパソコン両方持ってると、場面に応じて使い分けができますよ。

作業環境はとても重要です

健康の維持はデザイナーに限らず働く上で必要な事です。

これは経験に基づく個人的な意見になりますが、WEB制作をするパソコンとして個人的におすすめしたいのは、やはりデスクトップパソコンです。

予算や状況にもよるので一概に言えないのですが、パソコンの画面が小さくモニターとキーボードが固定されていると、制作業務をする上で姿勢が悪く、身体に負担がかかる事で、段々と日々の作業にも影響が出る可能性が高くなるでしょう。

快適に作業するという事は、今後、制作業務を無理なく行う上でとても重要となります。

もし、どうしてノートパソコンを選ぶ場合は、モニターやキーボードを別途で購入し、外部接続すると作業環境を快適に保てるのでおすすめです。

WEB制作・デザイナーはディスプレイ選びにもこだわろう

WEB制作者・デザイナーは、ディスプレイの色域(表現できる色の範囲)を重視すべきでしょう。

色域の規格は数多くありますが、WEB制作・デザインにおいて基準となるのは「sRGB」という国際電気標準会議(IEC)が定めた国際規格です。

ディスプレイやパソコンを選ぶ際は、この sRGB規格の色域に準拠したものを選ぶとよいでしょう。

WindowsとMacどちらがWeb制作に向いている?

WEB制作をする上ではどちらでも可能ですので、どちらを選んでも問題ありあません。

また、Macの方がコードが書きやすい、Windowsの方がフリーソフトが多くて便利、などと言われ、どちらにも利点があります。

しかし、国内全体で見るとシェアが多いのはWindowsという事からも、個人的にはWindowsがおすすめです。

まとめ

今回は、WEB制作をするパソコンの選び方をご紹介しました。

色々な要素を比較した結果、

  • 優先すべきなのはCPUとRAMのスペック
  • デスクトップの方が快適だが、ノートパソコンをメインにする場合はディスプレイも必要

ということが分かりました。

WEB制作を行う、またはこれから始める方のパソコン選びに役立てば幸いです。

この記事を書いた人

KNOWLEDGE BASEの中の人

KNOWLEDGE BASEの中の人

2013年よりWEB制作会社に入社し、デザイン・コーディングからディレクションと幅広く従事。

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