IT・WEB業界でよく使われる!知っておきたい用語について

更新日:2021年10月8日 /  投稿日:2021年01月14日

IT/WEB業界でよく使われる!知っておきたい業界用語について

普段から業務を行っていると、よく使われるビジネス用語に加えて、IT/WEB制作独自の専門用語もよく耳にします。

今回はIT/WEB制作の業界で独自の専門的な用語について、知っておきたいよく使われる用語をいくつかまとめてみましたのでご紹介いたします。

IT/WEB制作を始めたばかりの方やこれからIT/WEB制作の業界で働く方へ、参考になれば幸いです。

デザイン制作に関する用語

デザイン制作に関する用語

ワイヤーフレーム

ワイヤーフレームとは、WEBサイトのデザインの骨組みや、大枠のレイアウトの設計図の事を意味します。

この段階では、色やアート性のような装飾はなく、線のような骨組みとテキストを大まかに配置した図のようなものになります。

カンプ・ラフデザイン

先述したワイヤーフレームを肉付けし、色や画像、装飾を加えた実際の完成形に近い、提出するデザイン案の事を意味します。

デザインカンプや、ラフデザインと呼ばれる事が多く、このデザイン案を元にサイト制作を進めていきます。

レスポンシブWEBデザイン

レスポンシブWEBデザインとは、あらゆるデバイスに対して、最適化された表示をするためのデザイン手法となります。

デザイン案を提出する際は、パソコンでの表示デザインやスマートフォンでの表示デザインも提出する場合もあります。

スマートフォンが普及した現在では、WEB制作の主流にあたるデザイン手法にあたります。

レスポンシブWEBデザインについては、こちらの記事でもご紹介しています。

ファーストビュー

ファーストビューとは、ページを開いた一番最初に表示される画面の領域の事を意味します。

この領域では、最初の数秒でユーザーが自分の興味・関心にマッチしているかを決める重要な部分になりますので、ユーザーに興味・関心を持ってもらえるよう、デザイナーの腕の見せ所でもあります。

コーディングに関する用語

コーディングに関する用語

コーディング

コーディングとは、プログラミング言語であるコードを使ってWEBページを構築する事を意味します。

マークアップ」と呼ばれる事もあります。

WEBサイトはHTML・CSSという言語を使ってページを構築し、インターネットブラウザに表示をさせています。

WEBサイトを構築する職種の人を「HTMLコーダー」「フロントエンドエンジニア」「マークアップエンジニア」と呼ばれます。

CMS

CMS=Contents Management System(コンテンツマネージメントシステム)の頭文字をとった略語で、HTMLやCSSを知らない人でもWEBサイトを管理・更新できるようにするシステムの事を意味します。

WordPressなどがCMSではとても有名です。

CMSについてはこちらの記事でもご紹介しています。

WordPress

オープンソースのソフトウェアになります。

無料で使えて、細かくカスタマイズできる事から、現在WEB上の約30%以上のWEBサイトがこのWordPressで作られています。

WordPressに関してはこちらの記事でもご紹介しています。

デバイス

装置や機械を意味し、WEB制作では主にWEBサイトを表示するパソコン・タブレット・スマートフォンを指して使う事が多いです。

WEBマーケティング関する用語

WEBマーケティングに関する用語

SEO

SEO=Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)の頭文字をとった略語を意味します。

「Search Engine」とは検索エンジン、つまりGoogle検索やヤフー検索の事を指し、その検索結果の上位に表示させる対策の事を指して使う事が多いです。

サイトマップ

WEBサイトのページの構成を示した地図のようなページを意味します。

サイトマップには主に2種類あり、人が見るサイトマップはhtmlで作られますが、検索エンジンにページの構造を伝えるには、拡張子が.xmlのものを使用します。

パンくず

ユーザーがWEBサイトのページを見ている際に、現在見ているページの階層を示したものを意味します。

大体のWEBサイトの下層ページのページ内上部に設置される事が多くあります。

リスティング広告

検索結果では通常、Googleにインデックスされたページが、その独自のアルゴリズムによって結果の順位が決まるのですが、リスティング広告では、料金を支払うことで検索結果の上部に表示させられる広告を意味します。

検索連動型広告とも呼ばれています。

Googleアナリティクス

Googleが提供する解析ツールで、発行されるタグをWEBサイトに設置し、訪問したユーザーのサイト内での動向などを解析できるツールになります。

WEBサイトの改善には、このツールを使って解析したデータを基に行います。

こうした解析ツールはGoogle以外にも開発されています。

Gooogleサーチコンソール

こちらも、Googleが提供するツールの一つで、訪問したユーザーがどういったキーワードで入ったのか、サイトマップを検索エンジンに送信したり、エラーが出ているURLを見つけたりするツールになります。

コンバージョン

元々は「変換する」といった意味合いでしたが、WEB制作のでは「資料をダウンロードされる」「お問い合わせをもらう」「商品を買ってもらう」といったサイト上での果たしてもらいたゴールを意味します。

サーバーに関する用語

サーバー

WEBサイトのデーターを格納する器のようなものを意味します。

主にホスティング会社がサーバーを提供しており、レンタルサーバーとも呼ばれています。

その他にも、サーバーには種類がいくつかあり、専用サーバーやクラウドサーバーというものも存在しています。

サーバーに関してはこちらの記事でもご紹介しています。

ドメイン

IPアドレスを文字列に変換したものを意味します。

この文字列は好きな文字に変換する事も可能で、企業なら会社名に、個人なら好きな名前の文字列のドメインを取得できます。

独自ドメインとも呼ばれています。

ドメインに関してはこちらの記事でもご紹介しています。

リダイレクト

ページからページ、ページからディレクトリへとアクセスのあった場所から違う場所へ移動させる仕組みの事を意味します。

主に.htaccessというファイルにコードを書き、リダイレクトを行います。

ディレクションに関する用語

ディレクションに関する用語

リスケ

スケジュールを再調整する際に使われ、リスケジュールという言葉の略語になります。

リテラシー

活用の度合いを指し、活用度が高い人を「リテラシーが高い」などと言ったりします。

アジェンダ

「プラン・計画」や「議題」として使われています。

資料の目次などにアジェンダと書かれていたりする事もあります。

アサイン

任命する、役割を与える、参加するといった意味で使われています。

例文:「このプロジェクトにアサインしました。」

フィックス

確定や、固定といった事を意味します。

例文:「デザイン案はこのパターンでフィックスしました。」

気をつけておきたい事

これまで紹介した用語は確かによく使われていますが、WEBサイトの制作を依頼されるお客様には、あまり馴染みが無い場合もよくあります。

そんなお客様に対して業界用語を連発すると、意思疎通がうまく行かず制作が遅れるといった事にも繋がる場合があります。

こうした業界用語や専門用語は、理解のある人には使っても、あまり詳しく無い人へは、その人の目線に合わせて説明する事がとても大切だと思います。

まとめ

IT/WEB業界のよく使われる用語についてまとめて見ましたが、いかがだったでしょうか?

広告代理店や、取引先ではこうした用語が飛び交うシーンによく直面する事もあり、知らないと焦る事もあるかと思いますが、今回ご紹介した用語はほんの一部にしか過ぎず、まだまだ知らない用語もたくさんあると思います。

ですがある程度知ることで、より打ち合わせをスムーズに運べる事もできますので、この機会に是非、覚えてみてはいかがでしょうか?

また、こうした専門用語を知らない方へは、出来るだけわかやすい言葉を選び、説明することで、より納得してもらいやすくなるでしょう。

この記事を書いた人

KNOWLEDGE BASEの中の人

KNOWLEDGE BASEの中の人

2013年よりWEB制作会社に入社し、デザイン・コーディングからディレクションと幅広く従事。

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